院内設備
X線撮影装置
いわゆるレントゲン装置です。主に胸部および腹部を撮影します。
心胸比を測定し、心疾患リスクを早期に発見・早期に治療できるように図っています。
80列 マルチスライスCT
細かく広範囲を短時間で撮影できます。
今までのCT装置が出来なかった心臓や大腸の検査、細かい血管撮影が可能です。
CTを活用し、悪性腫瘍や血管病変などを早期に発見し、可及的速やかに介入するよう努めています。
骨塩定量機器(DEXA法)
骨密度を測定する機器です。
骨折がADLに影響を及ぼす可能性の高い腰、大腿骨の骨密度を直接測定し、骨折のリスクを評価、早期に改善を図っています。
投薬の効果も鋭敏に測定可能です。
血液脈波検査装置
動脈が固くなると、心臓から押し出された血液により生じた拍動(脈波)の伝わり方は速くなります。
上腕と足関節での脈波を採取し、2点間の時間差と距離を求めることにより、速度を算出し、血管のしなやかさを評価します。
血管病変に伴う手足病変の早期発見・早期治療に活用しています。
呼気ガス分析装置
安静時の基礎代謝率を正確に測定します。
一般的に加齢に伴って基礎代謝量は低下しますが、その原因は筋肉量の減少にあります。
この検査によって患者様の筋肉量を把握し、減少されている方については積極的な筋肉量の増強治療を行っております。
検査方法はゆっくり呼吸するだけですので、負担はかかりません。
スパイロメーター
肺活量と、息を吐くときの空気の通りやすさを調べます。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期発見・診断に用います。
COPDは肺の病気ですが、肺ばかりでなく、虚血性心疾患や骨粗鬆症、糖尿病など全身にさまざまな病気を引き起こします。
当院はスパイロメーターを導入することにより、COPDの発症抑制を図っています。
体成分分析装置
体水分や筋肉量などの情報を部位別に正確に測定します。
筋肉量や栄養量などを測定し、それらが低下している方を早期に発見し、早期に治療介入できるよう体制を整えています。
超音波画像診断装置
いわゆるエコー検査装置です。腹部、心臓、頸部甲状腺、前立腺などの部位について、病変の有無や、大きさ、形状、深度などを判読し、腫瘍や炎症などの早期発見に努めています。
それぞれの臓器の腫瘍性病変のほか、脂肪肝・胆石・胆のうのポリープ・腎嚢胞・腎結石・膀胱結石なども検出しています。
透析患者様の場合は、体内に水分が溜まって心臓に負担がかかっていないかどうかも調べ、ドライウェイトの設定に反映しています。
また、映し出される画像は、リアルタイムで動いて見えるので、シャントの血流動態の観察などにも活用します。